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国税庁に関する暴露本。ベールに包まれていた国税庁の実態が明るみに。


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徴税権力―国税庁の研究
自分自身は体験がないので本当かどうかは知らないが、成功した実業家は(男女問わず)、2つのコトに頭を悩ますのだそうだ。それは、「愛人」(女性もお金を持つと積極的になるらしい)、と「税金」だという。この本は、国税庁の活動の実態と、巨大な権力を、内部資料をもとに暴露していく。個人的には、特に政治家、マスコミ、宗教団体の章が面白く読めた。実名も意外に含まれているので、ちょっとした驚きもある。約260ページだが、あっという間に面白く読めると思う。長年、朝日新聞で国税庁を担当した著者なので、内容がとても充実しているが、本にはできないもっと凄いネタもまだまだあるのではないか。そんなネタに切り込んでほしかったと感じる。
引用元:国税庁に関する暴露本。ベールに包まれていた国税庁の実態が明るみに。

伊藤桃

 税金のでたらめな使い方に、殆どの国民は日常的に怒っている! それは本書あとがきにもあるように、会計検査院が「官と官の信頼がある」との寝言を吐くように、行政の裏金、政治屋の機密費・政務調査費、捜査機関の調査活動費などをオンブスパーソンらが追求しても尚、放置し続けているからであり、法人税・相続税・所得税の引き下げといった金持ち優遇税制と引き換えに、福祉や教育分野の補助を切り捨て、庶民に厚い税負担を強いているからである。
 では、サラリーマンのように天引きでない払税者(“納”のようなお上意識の言葉は使いたくもない!)たちへの取り締まりはどうか?
 ここでも検察のような捜査機関同様、“強者贔屓”の姿勢が窺える。 政治屋・大企業・創価学会への弱腰ぶりはどうだ?! 
 今まで私は小泉を“ダーティな鳩よりたちの悪いクリーンな鷹”と思っていたが、冨士工へ追徴課税の引き下げを働きかけ、その見返りとして(としか思えぬ)後援関係者であろう三人の冨士工への就職斡旋を果たし、富士講の使途不明金¥8500万も受け取ったのではないかと状況証拠から予想されるにいたり、その認識を最悪な“ダーティな鷹”に変更した。

 「清濁併せ呑んでこそ一人前」=大蔵キャリアとするならば、オンブスパーソンに調査に関する全ての情報を公開し、監査してもらうしか彼らの不作為を建前通りにする策は無いのではないか?と絶望感を持ってしまう。

 “大蔵をたたく者は、税務調査を仕掛けられる”との事実に基づく噂の対照に著者がならぬよう、より多くの媒体がこのでたらめさを追求すべきである。
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