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より勢いを増す”極道回想録”


写真商品名
極道放浪記〈2〉相棒への鎮魂歌 (幻冬舎アウトロー文庫)
浅田次郎氏、極道時代のエピソード集第2弾。
第1弾と比べると、脚色は増したように思えます。
が、その脚色も時に血沸き肉踊り、時に艶っぽくて
読む者を飽きさせません。とても痛快です。
これほど主人公(次郎氏)に
自分を投影して読んだ話もここ暫くありませんでしたよ。
殺った殺られたの極道話ですが、読後感も爽やか。


引用元:より勢いを増す”極道回想録”

スッチー有紀が気になること

ベトナム戦争帰りの青年。青年と連れ添うように生きる男。復讐のため青年を追う元刑事。この3人が織り成す物語。戦争帰りの青年の精神の荒廃が作品のムードを支配するが、この青年と連れ添う男の複雑・不可思議な感情、元刑事の青年を追う執念も見事に描かれている。

こうした物語だと日本の女流作家の場合、すぐホモセクシャルの関係を出して来るのだが、本作は徹頭徹尾"男の物語"として描かれている所に好感が持てる。本作の読了後、奇妙だが印象的な作品を読んだなぁという感想を持った(20年前)事を覚えている。その直後、会社の女性の先輩に「あなた、「真夜中の相棒」って本、持っているでしょ。貸してくれない」と言われた事は今でも忘れられない(勿論貸しましたが、何で持っている事を知っていたのか...)。この言葉の意味は未だに謎である。

奇妙で魅惑的な男どうしの三角関係を描き切った秀作。

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