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篤姫は日本人の心に宿る祖母の姿ではないでしょうか。


写真商品名
新装版 天璋院篤姫(下) (講談社文庫 み 9-8)
ワクワクしながら最後まで読ませていただきました。幕末の動乱期に、徳川幕府が尊皇攘夷派との融和を目的に推し進めた公武合体策は歴史の教科書では習いますが、その実態がいかなるものであったのかを実に興味深く描かれています。徳川という260年にわたって日本の最高権力者として君臨していた将軍家が、天皇から来た嫁には身分が違うと言われるのは、こういうことがあるのか、と驚くばかりでした。民主制に慣れてしまった現代人も、様々な場面で、格差とか格式など取りざたされる世の中に住んでいますので機微が想像できます。最近まで、皇女和宮様はどちらかというと悲劇のヒロインで、姑の篤姫にいじめられたということが喧伝されていたそうです。著者の宮尾登美子さんはそのことに疑問を挟み、調べてゆくと江戸においては、篤姫の評判はすこぶる高く、京方、江戸方で話が全然違いました。また、大奥の記録というものが殆ど残されておらず、少しづつ資料を集めて完成したのがこの作品であるそうです。多分に宮尾さんの想像が含まれておられるそうです。嫁ぎ先の徳川家が滅びてゆく時代、懸命に家を支え、誇り高く生きられた宮尾さんの篤姫は末永く日本人の心に残っていくことでしょう。篤姫は、維新後徳川家の再興を思って、幼き徳川家達を厳しく愛情を持って躾けます。その姿は、孫を厳しく育てるお祖母さんを連想しました。
引用元:篤姫は日本人の心に宿る祖母の姿ではないでしょうか。

彩音りん

私は、本を読んで泣いた事はなかった。(あんまり読書をしないのも理由だけど…)
だけどこの「峠」を読んで泣いてしまった。しかも、悔し涙…。感動とか、泣ける、とかではなく無性に悔しくなって泣いてしまった。
一体どこの場面で、といえば「会津が戦場に長岡の五段梯子(藩印)を放った」ところだ。長岡を同盟軍に引き込むために…。

悔しくて泣いてしまった。
せっかく河井が中立を貫こうと働いている最中なのに、というのと、
まさか会津が…。というのが交ざって悔し涙してしまった。

いくら涙するといっても、所詮は他人の話で悔し涙するなんてまったく初めて。
私は長岡が地元なので、やっぱり私にも長岡人として骨の髄にしみ込んでいたのかなぁ…と思ってしまった。
文中にもあるように、「河井は悲しかったでしょうね。」



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